CRIをUnityで利用するにあたり、独自のサウンドデータを用意したい方向けのCRI Atom Craft入門記事です。
CRIをUnityに導入するのは別記事があるので、そちらをご覧ください。
※どちらから始めても特に問題ないです。
CRI Atom Craft
CRI Atom Craftはwavなどの音源データをまとめて、CRIで利用できる形に変換するツールです。
また、この際に音源に対して様々な設定や加工を行う事ができます。
エンジニアというより、主にサウンドチームが利用するものという認識で問題ないかと思います。
CRI Atom Craftを入手
https://game.criware.jp/products/adx2-le/ にアクセスし、「契約に同意してダウンロード」を押します。
ツールの欄にあるWindows用をクリックしてダウンロードしましょう。

ダウンロード完了したらzip解凍して、中にあるcri > tools > ADX2LE > ver.3 > CriAtomCraft.exe を実行します。
おそらくこの画面が出るので、「オーサライゼーションツール起動」を押します。

初めての方はライセンスを持っていないと思うので、ツールユーザーライセンス発行を押します。

このような画面になるので、メールアドレスを入力して下の方にある登録ボタンを押します。

メールに認証コードが送られてくるので入力して次へ。

発行完了したら、続けてPC登録を選択してください。

このようになればOKです。

CRI Atom Craftプロジェクト作成
改めて、CriAtomCraft.exeを起動しましょう。
先ほどとは違う画面になると思うので、はいを押します。

起動完了すると、このようなスタートページが表示されると思います。
プロジェクトの右にある新規作成ボタンを押しましょう。

プロジェクト名やパスを指定して、プロジェクトの新規作成をクリック。

こうなるので、そのまま追加を押します。

さて、これでプロジェクトの作成が完了しました。
ここからはこちらの画面を使っていきます。

キューシートに音源を追加
使いたい音源ファイル(.wavなど)を左下のマテリアルルートフォルダーという場所にD&Dしましょう。

さらに、マテリアルルートフォルダーに入ったwavファイルを、その上にあるCueSheet_0にD&Dします。

CueSheet_0に追加した音源をクリックすると様々な情報を見る事ができます。
画面右の方にあるインスペクターというタブを選択してみましょう。
(おそらくウィンドウが小さいと思うのでいい感じに広げて下さい)

すると、インスペクターウィンドウに様々な項目が表示されます。
これらの値は実際にゲーム内で利用される時に使われます。
色々と調べて調整してみてください。
※今回はデフォルトのまま進めます。
Unity向けファイル出力
Unityで利用するためのファイルを書き出します。
CueSheet_0を右クリックし、Atomキューシートバイナリのビルドを選択します。

ビルド画面が出るので、「Unity向けAssetsフォルダを出力」にチェックを入れてください。
出力パスは変更の必要があれば変更し、ビルドボタンをクリック。
ビルドが完了すると、このような画面が出るので出力先のフォルダを確認してみましょう。

フォルダを見るといくつかのファイルが作成されています。

各ファイルの説明はこちらです。
- ACFファイル(*.acf) : 環境設定やキューシート共通情報。1プロジェクトで1つ生成されます。
- ACBファイル(*.acb) : キューシート単位のメモリ再生用波形データ、キュー情報、再生パラメータ。
- AWBファイル(*.awb) : キューシート単位のストリーム再生用波形データ。[ストリーム]に設定されているときのみ生成されます。
Unityでサウンドデータをインポート
Unityで使用するファイルは、上記出力フォルダの中にある Assets > StreamingAssets 以下のファイルです。
これらのファイルを(.acf、.acb、.awb)をUnityのStreamingAssetsフォルダに入れましょう。
※awbなどは必要なければ生成されない場合もあります。

さて、ここまで来たら後は各自のやり方で再生できると思います。
試しに、Window > CRIWARE > Atom Browser で確認すると無事読み込まれているのが分かります。

Unityでの再生
Unity側での対応については、別記事にまとめていますので興味があればご覧ください。
hansel-bread.com
また、CRI Atom Craftの公式チュートリアルもあるのでこちらも参考にしてください。 game.criware.jp